第2回目の前回は、ブランドイメージについてお話をしました。
今回はブランドイメージを上げるためにどうするのか?についてお話したいと思います。
前回、
・ブランドは消費者の「心象」で創られる
・ブランドにはゼロ、プラス、マイナスがある
・ブランドは消費者に対してプラスのイメージで識別される必要がある
というお話をしました。
この中で「プラスのイメージで識別される」というためにやるべきことが「刺激の設計」です。
さて、ここで質問です。
一人で街を歩いている時に「お腹が空いたな」と思った時に、
どのお店を思い出すでしょうか?
あるいは、家族や友人と街を歩いているときに同じように
「お腹が空いたな」と思った時はどうでしょうか?
おそらく、一人の時とそうでない時、思い出すお店は違うはずです。
これは企業側がそれぞれのターゲットに対して異なる「刺激」を設計しているからです。
例えば牛丼チェーンであっても、「吉野家」はどちらかといえばおひとりさま向け、「すき家」は家族向けというイメージがないでしょうか?
私たちは日ごろ消費者としてどのような刺激を受けているのか、考えてみると新しい発見がありますよ。
なお、この「刺激」には2種類あります。
1)ブランド要素
その商品やサービスを象徴するサインのことです。
・ロゴ
・パッケージ
・色
・ジングル(音楽)
・キャラクター
・匂い
・ドメイン
2)ブランド体験
その商品やサービス体験そのもの、あるいはアフターサービスなどのことです。
ブランドをプラスにするには、適切なブランド要素とブランド体験をしっかりと設計しましょう。
<まとめ>
■ブランドをプラスにするには適切な刺激の設計が必要
■刺激にはブランド要素とブランド体験の2種類がある